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『神戸学校online』~しあわせな22世紀をデザインするために~ フェリシモ
『神戸学校online』サロン2021年2月度 神戸学校特別編 22for22~しあわせな22世紀をデザインするために~
メッセージライブ「神戸学校」2021年度のテーマは「22for22」
フェリシモが運営するオンラインサロン「神戸学校online」は、第282回フェリシモ「神戸学校」の収録動画を3月19日に公開しています。これは2月27日に特別編として3名のゲストの講演をライブ配信した「フェリシモ神戸学校」の収録動画です。しあわせな22世紀をデザインしていくには、私たち自身の未来に向けた行動が必要ではないかと考え、現在進行形でチャレンジを続ける福本理恵さん(教育)、林 慎悟さん・眞鍋 邦大さん(農)野々宮秀樹さん(食)からお話をおうかがいしました。参加料500円は全額東日本大震災遺児のケア活動に活用されます。「神戸学校online」は、毎月神戸で開催される「神戸学校」をインターネットで配信する取り組みで、フェリシモが"新しい日常"の中で今できる活動、「ともにしあわせになるしあわせ wish with」プロジェクトのひとつです。
「100種類以上のぶどうを育てた農家が描く 22世紀の日本の農業」ゲスト:林 慎悟(はやし しんご)さん〈林ぶどう研究所 代表〉・眞鍋 邦大(まなべ くにひろ)さん〈林ぶどう研究所 ビジネスマネージャー〉
林慎吾/1978年、岡山県で米・桃・葡萄を生産する専業農家の林農園の4代目として生まれる。2000年に就農し地元にある花澤ぶどう研究所で葡萄の栽培・品種改良について学ぶ。就農してからは国内、国外のぶどう生産者との交流、生産地へ赴き国内、世界のぶどうの情勢を勉強する。2014年に「マスカットジパング」という品種を登録し、地元岡山限定の品種にするべく生産体制の構築を進める。2017年に林ぶどう研究所として独立する。現在は法人のぶどうの栽培アドバイザーや岡山でワイナリーの立ち上げを行って地域の課題解決に取り組んでいる。眞鍋 邦大/1978年、香川県生まれ。リーマン・ブラザーズなど複数の外資系金融機関を経て2012年に帰郷。株式会社459を創業し、地域資源を活用したローカルビジネスの開発を手掛ける。2014年には編集長として食材付きの情報誌である「四国食べる通信」を創刊。四国の生産者と都会の消費者を繋いだ。2017年、第一子の誕生を機に兵庫県に拠点を移し、現在は、株式会社ワールド・ワンの取締役として新規事業の開発に携わっている。林ぶどう研究所では、2018年から経営戦略の構築に携わり、代表の林慎悟とともに事業領域の拡大や海外展開に挑んでいる。
林レーズン - HAYASHI RAISIN
2021.1.16
HAYASHI RAISIN
一粒一粒丁寧に干した極上レーズンで大人な時間を。冬季限定で毎年ご好評いただいている林レーズン。パッケージには当研究所のガラス温室が描かれています。
新パッケージについて
パッケージに描かれているのは当研究所のガラス温室です。屋根がガラスでできています。岡山では130年以上前からマスカットの栽培に取り組んでおり、雨に弱いマスカットを守るために先代たちが知恵を絞り、明治時代に岡山市津高地区で開発されました。今ではビニールハウスが主流となり、全国的にガラス温室は大変珍しいですが、ガラスが紫外線を通しにくいという特徴から、皮が柔らかく、繊細な味わいのぶどうが育ちます。当研究所では先代から受け継ぐガラス温室を中心に大切にぶどうを栽培しています。
レーズンへのこだわり
当研究所は、海藻や酒粕などの有機肥料のみを使用し、できる限り農薬を減らしながら大切にぶどうを育てています。このドライフルーツは、当研究所のぶどうを丁寧に一粒一粒干したものです。砂糖や添加物は一切使わず、食感にこだわりセミドライに仕上げました。
干されてもなお品種の個性を発揮するレーズンたち
レーズンも品種ごとに食べ比べることができるのが、100種類以上のぶどうを栽培する研究所ならでは。下記の種類のぶどうの中から3種類を詰め合わせいたします。
マスカットジパング/ ゴールドフィンガー/ シャインマスカット / マスカットオブアレキサンドリア(今季完売)/ ルーベルマスカット(今季完売)/ コールマン/ 瀬戸ジャイアンツ(今季完売)/ 紫苑(今季完売)*必ず人気のマスカットジパングとシャインマスカットはお入れいたします。
ワインとそれぞれのレーズンたちがおりなすマリアージュをお楽しみください。
ワインはもちろん、紅茶、ハーブティーなどとともに極上のひとときをお過ごしください。
タネがなくなる日「地域ブランドのブドウを」毎日新聞
毎日新聞 2020/11/25
タネがなくなる日:<中>「地域ブランドのブドウを」 赤字の品種開発 | 毎日新聞
よく晴れた10月の午後。岡山市北区のブドウ園で、林慎悟さん(42)が葉の虫食いを確認していた。「無農薬で育つ品種を作ろうと試しているんです。思ったより被害が少ないな」。新しい品種を開発する「育種家」と農家の二足のわらじを履いている。毎年5月中旬ごろ、ゴマ粒ほどの大きさのつぼみをピンセットで開き、雌しべに別のブドウの花粉を付ける。試す組み合わせは10~20通り。実がなって種が採れれば翌春に植え、育った若木に実がなるまで2~3年。さらに求める味や色、虫に強いといった特性を持つ木を何年もかけて選ぶ。林さんの約30アールの畑のうち3~5アールはこうした育種専用の畑だ。2003~04年ごろに採った種を元に、初めて新品種の登録にこぎつけたのは14年。「マスカットジパング」と名付けたその白ブドウは、大粒・種なしで皮ごと食べられる。栽培農家は県内約150軒に広がり、17年からは本格的に流通する。贈答用なら1キロ1万円以上の価格を付けることがあるマスカットジパング。東京の高級フルーツ店に並び、地域特産品関係の賞にも輝いた。
日刊SPA!
2020年10月15日
日刊SPA!
シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツはどっちがうまい? 高級ぶどう頂上決戦 | 日刊SPA!
近年、スーパーでもよく目にするようになった「シャインマスカット」。種がなく皮ごと食べられることや、女優・アナウンサーの田中みな実さんが「毎日食べる」と公言していることでも人気のぶどうだ。 同じく種がなく皮ごと食べられるぶどうとして人気なのが「瀬戸ジャイアンツ」だが、この2つの違いはどのようなものなのだろうか。そして果たしてどっちが美味しいのか……それぞれの魅力と、過去には『マツコの知らない世界 種ありぶどうの世界』に出演、岡山市北区津高にて100種類以上のぶどうを栽培している「林ぶどう研究所」の林慎悟さんに聞いた。
ぶどうはなぜこんなにも品種が多いのか?
ぶどうの種類といえば、前述の「シャインマスカット」と「瀬戸ジャイアンツ」そして巨峰くらいしか知らなかったが、林さんのホームページ「林ぶどう研究所」を見ると実に100種類以上のぶどうの種類があることに驚かされる。 「実はホームページに掲載しているものだけでなくまだまだ種類があります。そもそも、ぶどうはヨーロッパ・中東・地中海といった降雨の少ない乾燥地域で栽培されていたものが多く、日本のように環境はあまりぶどう作りには向いていません。そのため、日本の環境でも作ることができるようにと品種改良が繰り返されてきました。加えて、日本人好みの味へと改良を重ねた結果、品種がここまで増えたのです」(林さん、以下同) とはいえ、一般流通されて我々が目にすることのできるぶどうの品種は限られているように思うが、なぜなのだろうか。 「たくさんのぶどうの種類の中でも、一般流通に乗るものは、生産者にとって栽培がしやすく、日本人の好みに合っていて、さらに輸送中に傷みにくく店頭での持ちがいいもの……と条件が限られてきます。たとえば一時期よくお店でも目にしていた”翠峰”は、実は栽培しにくく外観に黒点があるため見映えがあまりよくないこと、そして粒が輸送中に房から外れてしまいやすいことから最近ではあまり見かけなくなってしまいました」