About - マスカットジパングとは


マスカットジパング 〜瀬戸内から世界へ。一粒に想いを込めて〜

〜瀬戸内から世界へ。一粒に想いを込めて〜
〜From the Setouchi region to the world, with our heart in each grape〜

岡山県の林ぶどう研究所が10年の歳月をかけて開発し、2014年に農林水産省に品種登録しました。のべ1万回以上の交配を繰り返し生まれた奇跡のぶどうです。

林ぶどう研究所が10年の歳月をかけて開発し、2014年に品種登録されたまだ新しいぶどうです。 「ロザリオビアンコ」と「アリサ」の交配によって開発されました。10000分の1の可能性で生まれた奇跡のぶどうです。 種無しで皮ごとお召し上がりいただけます。また房・粒ともに非常に大きく、驚きの声をあげるお客様も。一口食べると、溢れ出す果汁のジューシーさと、  上品で飽きない甘さ、そしてマスカットの爽やかな香りをお楽しみいただけます。 マスカットジパングは、雨に弱く、きめ細やかな水分管理必要とするデリケートなぶどうであるため、どこでも誰でも作れる訳ではありません。フルーツ王国岡山で長年の経験に基づいた技術のある農家だけが作りこなすことのできる希少なぶどうなのです。

参考:岡山の地を生かしたブドウの品種改良で未来へ種をまく | ふるさとおこしプロジェクト JR西日本

 

 

<品種の特徴>

01 驚きの房・粒の大きさ

大きいものでは、一房1kg以上、一粒が50g近く(ピンポン玉サイズ以上)になります。見た目のインパクトでまずお客様に驚きと感動を与えます。

02 種なし皮ごと

お客様から非常に要望の多い「種がなく、皮ごと食べることができる」ぶどうです。小さなお子様からお年寄りまで多くの人にとって、とても食べやすいぶどうです。皮が非常に薄く、一口食べると、パリっという感触とともに溢れ出す果汁のジューシーさをお楽しみいただけます。

03 気品ある香り

上品で飽きない甘さ、そしてマスカットの爽やかな香りを楽しんでいただけます。マスカットジパングの育成者である林慎悟は、果物の女王「マスカットオブアレキサンドリア」が持つ唯一無二の「気品あふれるマスカット香」をもちながら、種無しで皮ごと食べれるぶどうの開発を目指してきました。上品な甘み、あふれる果汁、そしてこだわりぬいた香りをぜひお楽しみください。

 

<こだわり>

・開発者の想い

〜岡山から世界へ。一粒に想いを込めて〜

月日の流れとともに、農業を取り巻く環境や人々のニーズも大きく変わってきました。岡山の地の利を生かしてここでしか育てられないぶどうを開発し、地域の力ある生産者たちとともに岡山の農業を強くしていきたい。そして世界に発信していきたい。そんな想いから「マスカットジパング」が生まれました。その名のとおり、日本を代表するぶどうとして、岡山から世界に羽ばたいてほしいという願いを込めています。

・岡山県限定栽培品種

岡山の地の利を生かしてここでしか育てられないぶどうを開発し、地域の力ある生産者たちとともに岡山の農業を強くしていきたい。そして世界に発信していきたい。品種の育成者である林慎悟のそのような熱い想いで「マスカットジパング」が誕生しました。

そのためマスカットジパングは、現在岡山県内約100件の契約農家で栽培されている岡山限定品種です。

 

 

<岡山県の風土>

・岡山のマスカット栽培の歴史

岡山のマスカット栽培の歴史はなんと130年前、明治時代までさかのぼります。明治維新後、殖産興業策の一環として日本では果実栽培が推奨され、桃やリンゴとともにブドウ(マスカットオブアレキサンドリア等)が欧州から導入されました。荒れ地でも育つということで栽培が始まったのですが、実際には地中海沿岸の高温・乾燥地を起源とするブドウは、高温多湿の日本の気候風土になじまず、失敗が続きました。

そんな中、政府は欧州ブドウの栽培と醸造技術の確立を目的として、国営のブドウ園を立ち上げました。明治13年(1880)、現在の兵庫県稲美町に開設された「播州葡萄園」です。​​岡山の元備前藩士である山内善男と大森熊太郎はそこで栽培技術を学び、明治19年に岡山市津高地区に当時としては画期的なガラス温室を設け、アレキの収穫に成功しました。ガラス温室という画期的な施設の発明と同時に、「晴れの国」と呼ばれるほど雨が少なく、何より台風や大雪など災害も少ない風土がもたらした成功でもあります。「日中は日当りが良く、夜は冷える」という岡山県の気象は、果樹が育つのに適していました。以来、岡山ではアレキの栽培技術の研究を重ね、現在でもマスカットオブアレキサンドリアは、岡山が全国生産量9割を占めています。

また、岡山では先人からの技や信念を受け継ぎ、温室技術や栽培法を追求しながら、アレキだけではなく時代のニーズに合った多彩な品種のブドウ栽培が行なわれています。

「マスカットジパング」はこうした岡山の長いアレキ栽培の歴史の中で培われた温室技術、栽培方法があるからこそ作りこなせる岡山オリジナルのマスカット品種です。

岡山のぶどう栽培の歴史130年の中で、マスカット・オブ・アレキサンドリアをなんとか作りこなすために、明治時代に開発された屋根がガラス張りの温室施設です。そのガラス温室発祥の地が、林ぶどう研究所がある岡山市津高とされており、マスカットの原始温室(復元)が残されています。

いまではビニールハウスが中心となり、全国的にはガラス温室は大変珍しいですが、ガラスが紫外線を通しにくいという特徴から、皮が柔らかく、繊細な味わいに仕上がります。

 

 

・岡山の農業者の方へ

マスカットジパングは岡山の生産者のみに栽培が許された品種です。栽培に興味のある方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。詳細をお知らせします。


株式会社 林ぶどう研究所
代表:林慎悟
住所:〒7011152岡山県岡山市北区津高525-1 [Google Map]
Email: hayashi.grapelabo@gmail.com

 

 

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