三井不動産株式会社のプレスリリースより


2021年9月2日

三井不動産株式会社のプレスリリース

~農業の国際競争力強化へ~ ロイヤリティビジネスを見据えた、生食用ぶどうの品種開発へ参入。品種開発から生産、販売までを担う垂直統合型の事業体制を構築|三井不動産株式会社のプレスリリース

< 株式会社林ぶどう研究所 代表取締役 林慎悟氏のコメント >

近年農業の現場においては、気候変動による栽培リスクの高まりや消費者の嗜好の多様化によって,ますます品種が重要になってきています。
しかしながら、国内では知的財産としての品種の認知が遅れており、私のような個人育種家にとっては、品種開発にかかるコストを回収することが大きな課題でした。
今回、GREENCOLLARと品種保護制度が確立されたニュージーランドで共同開発に取り組むことで、開発のスピードを強化すると共に、ロイヤリティビジネスに取り組むことで、持続的な開発環境を整えることが可能となります。将来的にはこの開発プラットフォームをより開かれたものにし,日本の育成者や農業者に還元していきたいです。

< 育種分野への参入による課題解決 >
新たな農業知的財産戦略のもと、2020年に成立した種苗法の改正(※3)によって、日本でも育成者権の保護に関する法体系が整備されました。GREENCOLLARは、これを育種分野における社会課題の解決と農業における国際競争力の強化、さらには新たなビジネスチャンスととらえ、林ぶどう研究所と共同で育種分野へ参入します。品種の開発だけではなく、ライセンス制による育成者権の保護と育成者への収益還元システムを構築し、将来的には現状日本では未確立の育種ロイヤティビジネスを実施することで、育種ビジネスを魅力的な産業へと転換させ、国際競争力を強化いたします。

育成者権の保護と育成者への収益還元システム

育成者権の保護と育成者への収益還元システム

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